電機メーカーのランキングを売上高や利益率で徹底比較!

そもそも電機メーカーって?どんな種類があるの?

電機メーカーとは、電気を動力として動く製品を扱っている企業のことです。一般的にメーカーは激務というイメージがありますが、電機メーカーは比較的ホワイトという印象を持たれており、就活生からは人気の業界です。

電機メーカーが手がけている製品の種類は非常に多く、ざっと紹介すると以下9つのカテゴリーが代表的です。

  1. 軽電製品(エアコンなど)
  2. 重電製品(発電機など)
  3. コンピュータ製品(スマホなど)
  4. 医療機器(MRIなど)
  5. 電子部品(モーターなど)
  6. 産業用電気製品
  7. 電動輸送機器(昇降機など)
  8. 宇宙機用電子機器(人工衛星など)
  9. 兵器用の電子機器(ミサイルなど)

今回の記事では、電機メーカーでも売上上位に位置する、日立製作所パナソニックソニー三菱電機東芝の5社に絞って、複数の軸から比較を行っていきます。

上位電機メーカー5社の売上や強みを徹底比較!

ここでは、日立製作所、パナソニック、ソニー、三菱電機、東芝について複数の観点から会社ごとの比較を行っていきます。なお、データ元として、各社の有価証券報告書をベースにして数値の比較を行います。

売上高、利益率の比較

企業の業績や事業の好不調を判断するために特に注目していくべきは、売上高と経常利益、営業活動によるキャッシュフロー(以下、営業CF)の推移であるといわれています。

電機メーカー_売上高画像

まず上記の電機メーカーの売上高について見ていくと、ソニーは2016年3月から売上高を右肩上がりで伸ばしているのに対して、他の4社は売上高が落ち込んできていることがわかります。(事業再編等による売上高の現象は一旦考慮しないものとします)

電機メーカー_営業利益画像

伴って、営業利益率に関しても2020年3月時点ではソニーが約10%とトップ。それ以外は5%前後に留まっていることからも、電機メーカーの間でも比較すると大きく売上と利益に差が出ていることがわかります。同じ電機メーカーの中でもソニーが大きな成功を収めている理由については、後々の企業ごとの考察にて紹介します。

(以下、参照元URL)

営業CFの比較

営業CFは、ざっくり言うと「その企業の事業がどれくらい売れているか」といった指標になります。上記で紹介した売上や利益よりも直接的に事業の売上と連動するため、営業CFがプラスならばその企業の事業はうまくいっており、逆に営業CFがマイナスならその企業の事業はあまり風向きが良くない、と判断することができます。

電機メーカー_キャッシュフロー

それを踏まえて上記電機メーカー各社の営業CFとその推移を比較してみると、やはりソニーがこの5年間で大きく数字を伸ばしており、次いでパナソニックと三菱電機が微増、日立に関しては20%近く下がってしまっているなど、好不調がはっきりと分かれていることがわかります。

そして、特に着目すべきなのが東芝の営業CFです。なんと東芝は昨年の決算期間中に1,450億円もの赤字を営業活動において出しており、いわば「働けば働くほどお金が減っていく」ような状態にあったと推測できます。このようにして営業CFを見ることにより、企業の事業が上手くいっているかどうかについての判断をしていくとよいでしょう。

次のページからは、1つ1つの企業について特徴や強みなどを比較・検討していきます!